
岩手日報掲載
「えんぶり通信」 |
「だれからも”おばちゃん”と呼んでもらえるような親しみのある雰囲気をつくりたい」。今や八戸市八戸市の名所にもなった「八食センター」(協同組合八戸総合食品センター)。50社を超える鮮魚店、水産加工品販売店が入居し、市民や観光客で終日活気にあふれる。
兄 正一郎さんが種市町内で営む海産物店が昭和55年、同センター開設と同時に八戸店として入居。以来、販売員として20年間、正一郎さんを支え続ける。
扱う商品はワカメ、コンブを主体に貝柱、サケなどの塩乾物約200種類。
「人と接するのが好きだから、どんな客が見えるのかと毎日が楽しくて・・・」と話し、訪れる客には明るく弾んだ声を掛け、試食してもらう。数ある商品の中から、それぞれ好みの味を探し出す。「薦めた商品が納得してもらったときのうれしさは格別です」という。
売れ筋をチェックし、次の商品の仕入れを考える。年代によって好みが違うし、商品補充の微妙な手違いでも即、売上に跳ね返る。
「仕入れ、販売すべて任している」と正一郎さん。緊張感と責任の重さを肌身いっぱいに感じ、「これこそ商売のだいご味」と気持ちを新たにするときだ。 |